11 月13 日(土)に京都市勧業館(みやこめっせ)において、「トレードフェア2004 京都」を開催しました。今年で4 回目となるトレードフェアには、15 校の小・中・高等学校・大学から37 社のバーチャル・カンパニーが出展し、それぞれに趣向を凝らしたブース展示やプレゼンテーションを行い、これまでの取り組み成果を発表しました。
<過去のトレードフェア>



高乗 秀明(NPO 法人アントレプレナーシップ開発センター 理事)



 展示会場では、各バーチャル・カンパニーが、思いおもいにブースの飾りつけや開発商品の展示を行い、来場者に開発の経緯や商品にこめられた思いを説明していました。展示会場はいつにも増した熱気につつまれ、参加生徒たちは、自分たちの自信の商品を熱心にアピールしていました。


三重県立上野商業高等学校

京都市立福西小学校


同志社女子大学


京都市立小野郷中学校


 プレゼンテーション会場では、バーチャル・カンパニーの代表者による、ビジネスプレゼンテーションが行われました。短い時間の中で自社商品の特徴をアピールするため、様々な工夫を凝らしたプレゼンテーションが繰り広げられました。
 

京都市立小野郷中学校

三重県立上野商業高等学校


プレゼンテーションを審査する審査員の方々


京都市立福西小学校





株式会社だぁ〜こ
三重県立上野商業高等学校


クリエイト福西
京都市立福西小学校


おいでやすベーカリー
〜京の都工房〜
京都府立京都すばる高校



株式会社S・C・P
同志社女子大学

すべての参加カンパニーの中で最も高い評価を得た会社。伊賀の伝統産業のくみひもを使った手作りのアイデア商品や地元の工業高校の生徒が製作した木工製品を販売。
人に喜ばれるアイデア商品やカレーをアレンジした新メニューを開発。



「医食同源」をテーマに、健康によいパンを企画、地元企業の協力で製品化し販売。


おしゃれの要素を取り入れたひったくりなどから荷物や身を守る女性向け防犯グッズを開発。




クリエイト福西
京都市立福西小学校


京都市立小野郷中学校


株式会社A☆GO!!
滋賀県立大津商業高等学校



株式会社Helvetica
同志社女子大学
当日、電子商取引での販売が一番多かった会社




北山杉の間伐材を利用した手作り商品を販売。売上金は台風や地震の義援金に送りました。


地元商店街の活性化に取り組みながら、自分たちでも世界の料理が手軽に楽しめる弁当屋など、様々な商品を取り扱う商店街形式の会社を設立。
シンプルかつ有用な商品の提供を経営理念に、カッターつきものさしや紙の端までのりが塗れる文具を開発。



サトシのお菓子
京都府立京都すばる高校



かがやきネットワーク
「いっぷく堂」
京都市立白川小学校


企業、教育機関、経済団体、行政機関からの15名の審査員の方に下記の項目について、各バーチャル・カンパニーの活動を評価していただきました。

 ・ブースの飾り付けやプロモーション資料
 ・接客態度や商品知識
 ・商品・サービスの新規性、ビジネスとしての実現性、
  品質や価格設定
 ・会社HPの内容
 ・プレゼンテーションの内容や発表方法、資料の準備
トレードフェアの参加生徒の投票により選ばれた会社。素材にこだわった高齢者向けの和洋菓子を企画、地元企業の協力で販売。
人権の視点から誰もが幸せに暮らせる社会作りを応援する商品・サービスの提供をテーマに、資源の再利用や環境保護、子供の安全を守る商品を開発。


お客様の笑顔と企業の努力
〜人に喜ばれる商品を提供し続けるために〜



株式会社進々堂 代表取締役社長 続木 創氏



 子供の頃の話から、商品開発や品質管理など、お客様に喜ばれる商品を提供し続けるための企業の努力について、ご講演いただきました。生徒たちは熱心に話を聞いおり、講演のあとには、たくさんの質問が出ていました。


 ボランティアで参加してくださった審査員の方々が、展示や販売活動の様子、開発商品の新規性やプレゼンテーションを総合的に評価し、優秀なバーチャル・カンパニーを表彰しました。


            審査委員長の津田様           審査員の皆様に一言ずつ感想をお話し
      いただきました



<審査委員長・小中学校の部審査員>
津田 純一 (株式会社井筒八ツ橋本舗 代表取締役社長)
<小中学校の部>
北波 博 (京都市教育委員会 事務局 指導部 首席指導主事)
高乗 秀明 (NPO 法人アントレプレナーシップ開発センター 理事)
<高等学校の部>
上田 耕造 (株式会社岩田良 開発室 プランニング&グラフィックデザイナー)
坂口 俊一 (京都商工会議所 京都・ビジネスモデル推進センター長)
白岩 則信 (株式会社ワコール 法務部 知的財産担当顧問)
鈴木 紀子 (雇用能力開発機構私のしごと館 情報・相談事業部キャリア形成支援課長)
藤本 悟史 (京都府教育庁 管理部 企画情報室 指導主事)
山崎 徹朗 (財団法人京都高度技術研究所 事務局長)
<大学の部>
西本 好江 (NPO 法人アントレプレナーシップ開発センター 理事)
畠田 智津子 (有限会社ハーランドプロジェクト 代表取締役)
平竹 耕三 (京都市産業観光局 スーパーテクノシティ推進室 副室長)
松本 浩一 (株式会社堀場製作所 開発センター 副センター長)
村山 芳登 (財団法人京都産業21  新事業支援部長)
山田 悠 (帝塚山大学 経営情報学部 教授)



主 催: 特定非営利活動法人アントレプレナーシップ開発センター
後 援: 文部科学省、近畿経済産業局、京都府、京都市、京都府教育委員会、京都市教育委員会、京都商工会議所、青少年と科学の会(京都工業会・京都経済同友会・京都発明協会)
協 賛: 株式会社サンモアテック株式会社ジャストシステム株式会社新興出版社啓林館日本シミュレーション&ゲーミング学会「授業と教材」研究部会
協 力: 株式会社井筒八ツ橋本舗、株式会社岩田良、オムロンヘルスケア株式会社、株式会社グルメ杵屋、株式会社堀場製作所、株式会社ワコール