会議内容

今年度4回目(第8回目)の会議を以下のとおり実施しました。

□日 時:2014年1月27日(月)13:30-16:30
□場 所:府庁内の福利厚生センター3階第2・3会議室
□内 容:
13:30-15:30 <ご講演と質疑応答> <配布資料1,2><講義(動画)
「福祉就労から一般就労へ「実践事例」のご紹介」 
 講師:三田地 昭典 様 
    (社会福祉法人電機神奈川福祉センター ぼこ・あ・ぽこ 施設長)

15:30-16:3 <会議> <配布資料> <会議(動画)> 
 「プラットフォームの会議のまとめと府内ベンチャー事業にむけて」

<内容概略>
 三田地様が施設長を勤めておられる社会福祉法人電気神奈川福祉センターは、労働組合が設立母体となっている珍しい法人です。神奈川県の産業別労働組合のひとつである電気連合神奈川地方協議会の障害福祉活動の運動から、障害者の就労や雇用問題に焦点をあわせて事業を展開してこられました。現在は、「ぼこ・あ・ぽこ」 を含め、障害者の就労訓練を行なう自立支援事業、介護保険制度による通所介護支援、地域での相談窓口となる地域包括支援センター等を実施されています。
 また、地域の企業と連携して特例子会社の設立にも多数関わられ、そこが就労移行支援や就労継続支援事業の利用者の就職先や実習先となっているだけでなく、事業所で就労訓練を支援するスタッフとして企業OBを紹介していただく協力者にもなっているとのことでした。
 自立支援事業と言いながらも、適切な訓練を受けられず単に”居場所”になっている事業所も少なくないなか、 「ぼこ・あ・ぽこ」では、明確な目標を設定し、障害者の意欲を引き出し、特性を理解しながら訓練メニューを考え、就労につなげておられる様子が、三田地様のお話から見て取れました。
 京都にも、障害者の就労支援をするジョブパーク・ハローワーク・障害者就業・生活支援センターなどの機関があり、加えて、様々な追加支援を行政が行っていますが、やはり、障害者自立支援法のもと福祉事業所に通所する利用者の自立や就労支援は、事業所の職員がプロ意識を持って動くことがなければ実現が難しいでしょう。
プラットフォームの会議も最終回となりましたが、委員のみなさんからは、京都にも 「ぽこ・あ・ぽこ」のような事業所がもっと増えていくために、以下のような施策を、府として今後検討・実施して いただくよう提案があがってます。

<提案施策例>
・就労したい障害者のネットワーク構築(障害のある人自身による主体的な研修・交流の場)
・新たな就労訓練システムの構築(基礎的な職業理解や社会学習等を含め)
・障害のある人自身が就労支援を選択できる仕組み(就労支援への評価の仕組みづくり)
・障害のある人の働きたい気持ちを支援する就労支援機関のネットワークづくり

 府の担当部署の障害支援課では、府内ベンチャー制度に応募され、本プラットフォームでの議論や昨年から実施している「福祉から雇用」応援事業の検証を踏まえて、障害のある方の就労をさらに推進する新たな施策づくりを進めていただくことになっています。

       

       

       

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