■■■ 京都 ■■■
京都EDOS(えーどす)会
日 時: 9月7日(金) 14:00-17:00
会 場: ひと・まち交流館京都 3F 第4会議室 (京都市河原町五条下る東側)
参加費:
3,000円
主 催: 特定非営利活動法人アントレプレナーシップ開発センター
後 援: フィンランド大使館、フィンランドセンター、京都市教育委員会、大阪府教育委員会
兵庫県教育委員会、大阪市教育委員会、全国中学校進路指導協議会
14:00-14:10 主催者挨拶
14:10-15:30 講演 「人に投資する国フィンランドの教育について」
Kaisa Isotalo(Seinajoki中学校 校長)
1979年、「すべての若者が教育的ゴールに達成することを目標とされ行われたフィンランドの学校システムにおける大きな改革、そしてそれにより発生した問題についてのお話から始まり、1994年アントレプレナー教育がフィンランドのカリキュラムに入り、日本でも注目される成果をあげる現在に至るまでの実践例を、その目的とともにお話いただきました。フィンランドでは、学校独自で決められることも多く、教育的権限のシステム構造も、日本と大きく違いました。
「アントレプレナーシップ教育は、子どもたちが社会の一員として参加してゆくために必要な能力・資質を育てるための教育。それには子ども自身に責任を持たせることが必要」。
イソタロ先生の学校では、地域のショッピングセンターや地元新聞社、福祉協会、他の学校など多くの組織と、共同活動を実践しているそうです。
15:40-17:00 座談会「体験者達は語る」
Kaisa Isotalo(Seinajoki中学校 校長)
長者善高(京都市立修学院中学校 校長)
橋本雅子(京都教育大学附属京都中学校 副校長)
松本明子(大阪初芝学園初芝堺中学校 教頭)
各学校の先生方から、自校での取り組み、アントレ教育の具体的実践例や成果、今後の展望などについてお話いただきました。指導者自身が学ぶ苦労を経て、「生徒自身が主体的に動くことを前提としたアントレ授業を通し、様々なことに対する積極的姿勢がみられるようになってきた」「地元企業や地域住民が学校の取り組みを認識し始めたため、今後更なる展開が期待できる」。
ご参加いただいた方から、「たいへん参考になった」と好評をいただきながらも、「少し時間が短かった。もっと聴きたかった」との声もあり、アントレプレナーシップ教育への関心の高さや、実践に対する模索の姿勢を伺えました。