住井氏からは、300年以上続く「小丸屋 住井」の10代にわたる
歩み、住井氏が10代目を継承されてから始められた深草団扇の復
活や店舗拡張のときのお話をうかがいました。特に、住井氏が大き
な決断をされる際の、人の縁の不思議さについては、「まっすぐに
一生懸命やっていると思いが通じる」ことを感じました。また、お
客さんがお見えになったときに、「よーきてくれやはった」と団扇
で仰いで迎える昔の風景が思いだされれた時間でした。
最後には、ご先祖に参り、他人のために”祈る”ことの大事さにつ
いても触れられると、参加者の方々も、ご自身の”縁”について語
られ初め、いつものEDOS会とはまた違った交流が行なえました。
岡崎円勝寺町にある店舗では、団扇の販売もされておられますので、
皆さんも、芸妓さんが持つ京丸団扇や京都の名所図を描いた深草団
扇を見にいらして下さいませ。
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