仮想起業経営プログラム「バーチャル・カンパニー」参加校

京都新聞 2004年(平成16年)10月22日

小中学校で起業教育 近畿の経済団体、導入後押し
地元の経営者研究/特産品開発




 近畿各地の小中学校で起業家精神教育の導入が相次いでいる。大阪の企業家の業績を学び、京都の特産品を開発するなど地域経済に密着したカリキュラムが採用された。
次代を担う世代が経済活動に関心を持つのを期待し、経済団体や企業も教材の提供で協力。経済産業省も「起業家教育促進事業」で後押しする。

<中略>

 京都市西京区の洛西ニュータウンにある市立福西小学校は04年度から、「総合的な学習の時間」で全学年が起業家精神教育を始めた。10月1日の中間発表会では1年生から6年生まで学年別に発表。5・6年は年度内に新商品を開発する。アイデアの段階では地元の特産品である竹の応用品が多い。

 03年度は6年生の女児が奈良県のせっけんメーカーの「炭せっけん」に注目し、家族と同社を訪れて仕入れ、発表会で実際に販売まで手掛けた。このメーカーは04年度も協力を申し出ている。

 同校は企業の設立方法を教える「起業家教育」ではなく、問題意識を持って積極的に行動し挑戦的な精神を育てる「起業家精神教育」を目指す。担当の松本高宜教諭は「商品が売れて客に喜ばれれば、自動は社会に役立ったという達成感が得られる」と話す。

<中略>

 全国で指導している特定非営利活動法人(NPO法人)アントレプレナーシップ開発センター(京都市)の原田紀久子事務局長は「導入した学校が成果を上げ、他校にも普及し始めた」と期待している。
 
  
     1年生「あそびランドをつくろう     3年生「お年寄りと共に考えるくらしやすさ」

 
    5年生「人に喜ばれるカレーづくり」         ※写真は当センターが撮影したものです。