仮想起業経営プログラム「バーチャル・カンパニー」参加校


京都新聞 2004年(平成16年)11月10日

北山杉間伐材で木工作品手作り
地元の経営者研究/特産品開発




北山丸太の生産地域にある京都市北区の小野郷中の生徒たちが、北山杉の間伐材を使ってマウスパッドなどの木工作品を手作りし、13日にみやこめっせ(左京区)で展示販売する。売り上げは台風23号や新潟中越地震の義援金に送る予定で、生徒達は「被災地には行けないけど、自分たちの力が少しでも役にたてれば」と話している。

市北部の山間地にある同中は先月の台風で、近くの川から校庭の池に水を引く水路が破損するなどの被害が出た。そのうえで全校生徒5人は「私たちとは比べものにならないほどの困っている人がいる。何かできないか」と考えたという。保護者を対象に募金活動をする一方で、生徒会費を補うため4年前から不要な北山杉を有効利用して製作している木工作品の売り上げを、義援金として送ることにした。

作品はマウスパッドやベンチ、写真立て、コースターで約100点。どの作品も丁寧に美しく磨き上げられて北山杉独特の光沢ある肌色をしており、「北山杉」の焼き印も入っている。また、北山丸太の製造過程で出る表皮をリサイクルした肥料「すぎっこ」も販売する。

同中で唯一3年生澤田和彦君(15)は「中学生でもできることを探した。一生懸命磨いた作品で、北山杉の温もりを感じてほしい」と話している。

全国の小学〜大学までの16校が参加して13日に開かれる「トレードフェア2004京都」で作品を展示、販売する。販売は午前9時45分から午後2時15分まで。入場料500円が必要。