京都新聞 2004年(平成16年)11月20日

英の「起業大会」に初挑戦
徹夜で知恵絞り 英文の企画書も




青少年に科学技術への関心を高めるため、英国の行政機関が主催する「ザ・グローバル・エンタープライズ・チャレンジ大会」が17日、18日の両日、インターネットを利用して開かれ、日本から初めて京田辺市の同志社国際高が参加した。 与えられた課題について科学技術の知識を使い24時間以内にビジネスプランを提示するもので、制限時間に追われながら、生徒がアイデアを絞った。

同大会は、英国の能力開発部門である「キャリア・スコットランド」が米国航空宇宙局などの協力を得て3年前から開いている。18歳以下のチームが参加。アジアからはシンガポールと日本だけで、英国に行けないチームはインターネットやビデオ会議のシステムで参加した。

今年の課題は、8〜12歳の子どもに科学的な興味を起させ、手で触れられる科学博物館などでの展示物の考案。17日午後8時に提示があり、同志社国際高では、中野愛子さん(18)ら3年生8人がチームを組み徹夜で取り組んだ。

チームで考えたアイデアは地震体験コーナー。振動防止装置の有無によって、揺れ方の違いが触って感じられるなどの工夫を凝らした。ミニチュアを作って試行錯誤しながら、英文2ページの企画書を書き上げた。英語による3分間のプレゼンテーションも義務づけられ、中野さんらが説明、アピールした。

審査は18日深夜にあり、同チームは惜しくも優勝は逃したが「実質2位」相当の評価を受けた。担当の中川好幸教諭は「生徒は実際的な思考能力を試され貴重な体験になった。次回も挑戦してみたい」と話している。