『バーチャル・カンパニー  鹿児島市立名山小学校』

南日本新聞 2006年(平成18年)11月23日

私たちの菓子商品化/名山小6年生


 鹿児島市山下町の名山小学校6年生が、鹿児島県産サツマイモを使った菓子の商品開発から販売まで体験する授業を行っている。21日は製菓2社が10点を試作。このうち2点が、商品化されることになった。
  九州経済産業局が2002年度から始めた「起業家教育普及事業」で、9月中旬から実施。児童60人は10班に分かれ、力を合わせて商品開発に取り組んだ。百科事典などを利用して情報を集め、出来上がりを想像しながらカラーのイラスト入り解説書を作成した。
  各班の解説書に従い、馬場製菓(鹿児島市)の馬場甚史朗会長(51)とモン・シェリー松下(いちき串木野市)の松下明弘社長(51)が製品化。同日はアイデアが具体化した商品を前に、各班児童が商品の特徴や金額などを発表した。

 2人は「発想はいいけれど赤字」「作業効率が悪い」など厳しい意見も述べたが、児童らの柔軟なアイデアには驚かされた様子。さっそく馬場製菓が23日から同社イタリア料理店「カステル・デローヴォ」(鹿児島市武1丁目)のメニューに「おさつボール」を加え、モン・シェリー松下では「さっチョもち」を12月までに商品化することになった。
  12月開催の「鹿児島県さつまいも食品コンクール」の出品も計画し、「おさつスティック」を選んだ。馬場会長と松下社長は「ひょうたんから駒の発想に驚いた」「菓子に関する多くの情報を入手し、よく考えている」と舌を巻いていた。


*南日本新聞
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