『 社団法人九州ニュービジネス協議会』

西日本新聞 2007(平成19年)2月22日

起業家教育普及を

鹿児島市教委などシンポ140 人が展望探る



 起業家精神にあふれた若者の育成を進める「起業家教育普及シンポジウム]が21日、鹿児島市であった。学校や企業の関係者ら約140人が発表や討論を通じ、普及・定着に向けた課題や展望を探った。
 若者のフリーター志向や早期離職問題が浮上する中、子どもの職業意識を高め、社会人として必要な能力を養おうと、九州経済産業局(福岡市)と鹿児島市教育委員会(鹿児島市)が開いた。
 成果発表では、2006度に起業家教育を実施した名山小(同市)と河頭中(同市)の児童生徒が取り組みを紹介した。
 名山小はサツマイモを使った菓子を商品化した事例を披露、河頭中は高齢者にやさしい福祉用具を考案した事例を発表した。菓子メーカーや福祉施設利用者に話を聞き、商品開発した経緯を説明。 「商品化はかなり時間がかかる」「協力する大切さを知った」などの感想や「この値段で買ってくれるかアンケートで確かめる」と今後の課題を話した。

 パネル討論は、起業家教育普及に取り組む企業や学校などの関係者四人が論議した。河頭中の谷山春郎校長は「施設訪問など費用がかかる」と指摘。 NPO法人アントレプレナーシップ開発センター(京都市)の原田紀久子事務局長は「行政の補助金は期限がある。地域の人に理解してもらい、お金を持ち寄ってもらうなど工夫が必要」と話した。