仮想企業経営プログラム「バーチャルカンパニー」使用


伊勢新聞 朝刊 2001年(平成13年)11月13日

企画力など高評価/トレードフェアで最優秀賞
     地場産業着目にカギ 四 商



 インターネット上での仮想企業経営を体験する「バーチャル・カンパニー」の実践見本市「トレードフェア2001」が十日、京都市の京都リサーチパークであり、四日市市の県立四日市商業高等学校(三谷義彦校長、九百五十五人)情報処理科生徒ら六人が初参加。萬古焼商品を紹介する「Saji&Company」の取り組みが、仮想企業経営として最優秀賞に輝いた。

 トレードフェアは、通常オンライン上で商取引している生徒たちが実際に集まり、商品の対面販売などを体験したり、事業内容や会社設立のプレゼンテーションなどを行って優劣を競い合うもので、今回は全国から十五の高校、大学などおよそ七十社が参加した。

 同校は、地元企業「佐治陶器」の協力を得て、四月から高校としては県内初の仮想企業プログラムを導入、先月から全国の参加校とともに(仮想の)電子商取引を開始している。

 会場では、生徒たちが萬古焼商品の展示を手掛け、訪れる人らを相手に商談。また、伊勢茶を萬古焼のきゅうすに入れて試飲できるコーナーや、素焼きカップに絵付けコーナーも設けるなど趣向を凝らした商品アピールをし、当日の売り上げは、百八万八千五百円に上った。審査ではプレゼンテーション、営業活動、売り上げなど六項目を競い合い、同校は、企画力や積極性などが総合的に高く評価されたという。

 担当の市川泰弘教諭は「大学や専門学校も参加する中で、地場産業に着目した点が評価されたのでは。今回思ってもみない成績を得たことで、生徒らの喜びもひとしお。これからのいい励みになると思う」と笑顔で話していた。