仮想企業経営プログラム「バーチャルカンパニー」使用


伊勢新聞 朝刊 2001年(平成13年)10月17日

萬古焼で電子商取引学習
四日市商業情報処理科 バーチャル・カンパニーに参加


 企業組織や商品開発、流通の仕組みを知って実践的なスキルを身に付けてもらおうと、四日市市尾平町の県立四日市商業高等学校(三谷義彦校長、九百五十五人)の情報処理科三年生が十六日、同校でインターネットを使っての仮想企業経営「バーチャル・カンパニー」をオープン。四日市市の地場産業である萬古焼商品をホームページ(HP)で紹介し、全国の参加校との(仮想の)電子商取引を始めた。

 全国でバーチャル・カンパニーに参加しているのは高校、大学など合わせて十五校。今回新たに同高校が仲間入りすることになった。

 同カンパニーをオープンしたのは、同科で学ぶ女子生徒ら八人。生徒たちはこれまで、同市小杉町にある萬古焼製造業・佐治陶器(佐治英三代表)の協力で、実際に萬古焼に触れて物作りを体験。六月には、英語版の広告を作成して、海外の学校にメールで萬古焼の商品宣伝、九月からはHP作成に取り組んできた。

 オープンとなったこの日は、他校企業の商品をメールで購入してみたり、「萬古焼の良さをどうすればホームページで伝えられるか」をテーマに、さらに消費者の立場に立った見やすいHP作りを考えて作業を進めた。

 まだ新しい試みに挑戦したばかりで、コンピュータの操作にも戸惑いがちの生徒たちだったが、宮沢孝奈さん(一八)と守口祐香さん(一八)は、「プログラムを作り上げるのは難しい。試行錯誤でやってきて、軌道に乗ってきたことはうれしい」と感想を話していた。