起業家精神育成教材「アントレの木」使用



産経新聞 朝刊 2003年(平成15年)3月1日


大阪・初芝中の「ベンチャー授業」発
「めっちゃ抹茶サンド」商品化
JR天王寺駅ビルで販売 グルメ杵屋


 起業家教育を実施している私立初芝中学校(大阪府堺市)の生徒が授業で考え出したサンドイッチ「めっちゃ抹茶サンド」が、外食産業のグルメ杵屋に商品化され、1日からJR天王寺駅ビル内で販売を始めた。

 サンドイッチは抹茶を使った緑色のパン生地に、ハムやチーズを挟んだもの。価格は飲み物がセットで880円。1日40食程度の売り上げを見込んでいる。

 初芝中は起業家教育で、生徒たちに「学校の所在する堺市にちなんだレストランのメニューを考えなさい」と課題を提示。生徒たちはグループに分かれて知恵を絞ったが、堺ゆかりの茶人、千利休の連想から「めっちゃ・・・」が生まれたほか、「堺港に陸揚げされる昆布を器にしたうどん」「皿に地図を描き、仁徳天皇陵にあたる個所にピラフを盛り付けたランチ」などのメニューを考案した。

 同校の椋本理事長が社長を務めるグルメ杵屋の役員らが審査員となって、生徒たちのプレゼンテーション(商品提案)を受けたところ、「めっちゃ・・・」について「緑色のパン生地というのは色合いも美しく、発想が斬新」として商品化を決定。発売日にはポスターを掲示し、生徒達の発想によるメニューであることをPRした。

 こういう取り組みについて、関西ベンチャー学会副会長の吉田和男京大教授は「ベンチャー教育では子供たちに社会との接点を持たせることが大切で、メニューに採用するというのは望ましい指導だ」と話している。