J「KJ法」で論点整理

 生徒たちがベンチャー教育としてCMづくりや商品開発に挑戦する初芝中学で、3年生が思いつくアイデアを片っ端からカードにし、論点を整理する「KJ」法を実践した。

 KJ法は元東京大学教授で文化人類学者の川喜田ニ郎氏が考案した手法で、多数の情報を分類し、そこから目的に沿ったアイデアやヒントを導く。

 教室で「キャンプに必要なものは何か」という質問に、生徒たちはタオル、テント、シャンプー、カレー・・・などと思いつくままに単語出し合い、記録係の生徒がそれをカードに書き留めて黒板に張り付けた。

 約50のカードが張り出されると、今度は「食事」「道具」「生活」「遊び」という項目に合わせて並べ替え。たとえばカレー、肉といったカードは「食事」に分類。

 3年生は今後、こうしたKJ法を生かして、学校の空き教室や体育館などを商品として売り込む課題に挑戦する。

 一方、2年生に対する課題は、初芝中学の所在地・堺市にまつわる商品の企画開発。生徒たちは堺にゆかりのある「刃物」や、堺市出身のサッカー選手、稲本潤一を題材にしたパンフレットを制作。稲本選手については、略歴を掲載したりW杯ベルギー戦でシュートを決めたことを強調するなど、工夫を凝らしたパンフレットに仕上げた。