バーチャル・カンパニーの参加者は、バーチャル・カンパニーの"従業員"としての役割を果たします。彼らはネットワークの基準に従い、学習プログラムの範囲内でビジネスを成功させるために必要なあらゆる職務を果たします。また、参加者は、企業の従業員としての役割の他に、消費者としての役割も担っています。参加者は所属するバーチャル・カンパニーから給与を得、その給与を使って、他のバーチャル・カンパニーから商品を購入することを義務づけられています。
バーチャル・カンパニーの運営中は、従業員(参加者)のスキルレベルはその業界の能力基準で定められている職業レベルへの段階的アプローチを通して評価・育成されることが理想です。
教育機関のコースに関連するスキルの開発と同時に、参加者は以下のような総合的な主要能力を習得したり、これらの分野での技能を向上させることができます。主要能力とは、仕事面においても生活面においてもあらゆる活動を支える、一連のスキルと能力です。
主要能力
1. 情報を収集、分析、系統化できる能力
2. アイデア及び情報の伝達能力
3. 活動の企画、実践能力
4. グループおよび少人数で業務を遂行できる力
5. 論理的思考能力
6. 問題発見・解決能力
7. テクノロジーの活用能力
バーチャル・カンパニー間で取引きを実施している間に、能力習得に必要な問題や状況が生まれ、参加者はそれを解決しながら、ねらいとしている技能習得を果たしていきます。
指導者の役割
|