会議内容
□日 時:2013年3月14日(木)14:00-16:00
□場 所:京都府庁旧本館1階NPOパートナーシップセンター会議室
□議 題:平成25年度事業について <配布資料> <参考資料> 会議Ustram
□議論内容:府のほうから、実施決定された事業についての説明があり、その後委員から以下のような意見があり、今後もこのような場で、事業成果の検証と改善を官民が一緒に議論できる場を継続することが必要との意見で終了しました。
<平成25年度事業内容>
①雇用の場の拡大・障害者の能力開発
・法定雇用率未達成企業集中訪問事業<新規>(ジョブパーク事業)
・障害者就労ステップアップ事業(ジョブパーク事業)
・京都JPカレッジ促進事業(障害者コース(ジョブパーク事業))
②雇用を促進するための環境整備・就労支援・一般就労可能層の拡大
・障害者「福祉から雇用」応援事業(就労継続A型支援事業所)<新規>(A型事業所委託事業)
・障害者「福祉から雇用」応援事業(就労継続支援B型支援事業所等)<新規>(京都ほっとはあとセンター委託事業)
<委員からの意見>
・障害者の能力開発や研修も大切だが、理解をもって受け入れる企業の開拓にもさらに力をいれてほしい。
・障害認定を受けてないような方で知的レベルが高いが発達障害があって就職できない人へのフォローが不足している。これについても、施策の充実をお願いしたい。
・「特例子会社の設立促進」とあるが、ある程度めどがたっているのだろうか?簡単にできるものではないのでしっかり戦略をたててやってほしい。
・まったく知らない外部の人が入ってきて人間関係ができないなかで事業所内での勤務姿勢を指導し、いきなり就労へ持っていくのは利用者だけでなく事業所にとってもかなり抵抗があるだろう。特に、就職ができるような人はその事業所の収益事業になくてはならない人になっているケースが多く、その人を手放したがらないという事情を理解したうえでの工夫が求められるのでは。
・事業所に企業が出向いた企業説明会や面接会、就職希望者同志の交流会などを開催し、就職希望者へのハードルを低くしていく対策も必要だろう。
・就労継続支援B型事業所を対象とした事業では、目標達成を一般就労だけに置くと応募する事業所がかなり狭くなるだろう。→施設外就労から企業からの請負仕事など、徐々に段階を踏んで就労していく形がとれると良いのでは。
・ジョブパーク事業の「就業支援アドバイザー」と京都ほっとはあとセンターの「共働推進員」や「就労移行支援員」などとの情報交換や連携、関係機関との協力関係が成功の鍵となるだろう。
・本会議の最初に話があった、通所していた事業所の指導員の支援がいつでも受けられる状況で、一般就労ができるような事業も推進してもらいたい。
・府には事業の実施状況や成果報告を行ってもらいたい。
・本プラットフォーム会議で目指した官民の対等な議論のもとの施策づくりという点では、今年は時間もそのための場も不足していた。このような場は、事業の達成状況や課題を検証しながら、継続することが大切。25年度の新しい施策ができたから”終わり”と、という府側中心の対応ではなく、障害福祉分野でイノベーションを起こしている先進事例を研究しながら、現場のニーズを踏まえた事業づくりを継続的に行うようにできることが望ましい。