バーチャル・カンパニーにおける教師または担当指導者は、従来の講義スタイルの"教える"という役割とは違った任務を負います。バーチャル・カンパニーでは指導的・指示的役割は必要ではなく、どうしても理論的説明が求められた場合にのみ、バーチャル・カンパニーの活動を援助するファシリテイター(支援者)の役割を果たします。これは、現実の職場では理論についての講義がないのと同様、仮想の職場においても講義や教えるということはそぐわないからです。
バーチャル・カンパニーは、参加者自身が決断し運営していく学習環境であり、実践を通してビジネスを学ぶ最良の方法なのです。参加者は、企業を運営していくためには何をする必要があるのかを考え、実践しながら学びます。つまり学ぶ方法を学んだり、研修プログラムの課題を行う中で、企業経営スキルを習得するのです。
これは、まさに「生涯学習」と呼ばれるものにあたります。バーチャル・カンパニーでの経験は、参加者が自分自身のスキルや興味について知る手助けとなったり、将来の仕事についての計画を立てるときの自信にもつながります。
ファシリテイター
評価方法
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