夢ナビゲーション
教材の紹介
本教材は若い人達がやりたいと思ったことを、単なる夢や思いつきで終わらせず、実現していくために必要な企画力の習得を目的に作成されたものです。
生徒はまず、起業家から夢を追い続け実現するためのエッセンスを学び、自分自身について考え、自分の人生の企画書を作成します。そして、企画書のイメージをつかんだ後、決められたテーマのもとグループでアイデアを出し合い、情報収集や情報分析、スケジュールや予算、組織体制などを考え、予測される問題を発見し、その解決方法を考え、実現までの過程を構想としてまとめあげます。自分たちがやりたいと思ったことを実現するために、第三者の理解や支援を得ることを前提とした「企画書」作成に挑戦しながら、発想力・創造力・問題発見能力・問題解決能力・決断力・判断力・表現力などの総合的な企画能 力を習得します。
同時に、チームで共同作業に取り組むことで、チームワーク力やコミュニケーション能力・チャレンジ精神などを培うことをねらいとしています。
また、本書では、指導者が課外活動や外部講師の招聘などを取り入れることにより、生徒が多様な視点から情報収集したり、アドバイスを得たりできるように工夫されています。教科横断的な活動として総合的な学習の時間に適した教材ですが、進路指導・社会・国語などの時間にも活用していただけます。
指導者用マニュアル:3,000円(税別)
生徒用ワークブック:無料(PDFで提供)
◆教材の単元と授業の流れ
本教材は以下のような流れで構成されています。単元 | 学習テーマ | 学習のねらい |
テーマⅠ 夢の実現に向けて―持たない夢は実現しない | ||
1 | 夢を追いつづける人 | 夢を追いつづけ実現した人について知ることを通じて、成功の裏には苦難があり、多くの場合、その問題解決がチャンスにつながること、また、問題解決の過程に次への前進があることに気づく。そして、問題を苦労と捉えず、飛躍のチャンスとして解決策を練ることの大切さを学ぶ。 |
2 | 自分はHow Much? | 自己PR書の作成を通じて、自分について知ると同時に、コミュニケーションツールの役割について理解する。 |
3 | 人生の企画書 | 自分の一生をイメージすることで、自分の生き方・在り方について考え、将来の進路や職業の選択に役立てる。また、目標は書くことで再確認でき、実行に移すことで実現できることを知る。 |
4 | 発想トレーニング―創造力を磨け! | アイデアを出すための思考法やアイデアをまとめる技法など、発想法のいくつかを実際に試すことで、創造的な問題解決法やグループでの効果的な議論の方法などについて学ぶ。 |
5 | マイ・アドベンチャー | 自分のアイデアをまとめる力を培うと同時に、アイデアの実現には必ず前提条件となる制約があり、その制約の中で最適な方法を探すことの大切さを理解する。 |
テーマⅡ 実現のための戦略作り―構想をまとめる | ||
6 | 仲間と一緒にアドベンチャー | 他人との議論の中から、お互いの良い意見を取り出し一つのものにまとめあげていく力や、課題を明確にし解決していく問題発見・解決能力を培う。 |
7 | 情報なくして戦略なし | 企画を練る上で不足している情報を知り、必要な情報を収集する力を培う。 |
8 | 分析なくして成功なし | 収集した情報を整理・分析し、課題解決の判断材料とする方法を学ぶ。 |
9 | 実現の可能性をチェック | 提案内容について実現の可能性の検証を行い、実現を前提とした企画にまとめあげる力を培う。 |
10 | これで勝負!-アイデアは完璧だ | 企画書作成の基本要素や表現方法について学び、必要なスキルを磨く。 |
テーマⅢ 夢のあるところに人が集まる―失敗から成功へ | ||
11 | このアイデア買いませんか? | 今まで取り組んできた企画内容を正式な形式で発表し、プレゼンテーション能力を培う。 |
12 | 行動あるのみ!-アイデアを実現しよう | 自ら企画したことを実践する行動力と実施にあたり直面する問題を解決していく力を培う。 |
13 | 次のアドベンチャーに向けて | アイデアの実現構想を企画書としてまとめあげたことの意義や成果を確認し、自分の学んだことを振り返る。 |