京都大原学院

概  要

京都大原学院では、「総合的な学習の時間」「特活」「道徳」を活用して「大人になる科」を設置しており、5年生を中心に、6年・7年生がサポートする形でアントレプレナーシップ(起業家的行動能力)育成の視点を入れた学習を実施いたしました。大原の資源を活用した新しい大原のお土産の提案を行い、地元企業と連携して試作品を作り、地元の朝市や個別店舗、12月の京都大学で開催されるトレードフェアなどで出展・販売しました。

対象学年
5年~7年生 [24人]
実施時間
総合:39時間+課外活動24時間(5年)

[学校プロフィール]

■学級数
9
■児童・生徒数
65
■教職員数
34

ねらい

総合的な学習の時間(おおはら学習)で実施している地域との連携活動に、アントレプレナーシップ(起業家的行動能力)育成の視点を入れる事で、児童一人一人が、主体的に問題意識を持ち、他人の協力を得ながら問題を解決するために積極的に行動できる能力を培う。

また、本実践を通じて、地域を担う若きリーダーとしての資質を育成することを目的としました。

協力・連携団体

授業のカリキュラム開発や指導・講師派遣調整は特定非営利活動法人アントレプレーシップ開発センターが支援し、外部講師として、

土井志ば漬本舗の商品企画室、吉村様、「一乗寺中谷」の代表、中林夫妻に商品開発で協力いただきました。

プログラム

授業では、大原の魅力を考え、観光客の方に楽しい思い出を持ってもらうとともに、また大原に来たいと思ってもらえるようなお土産の商品開発を始めました。専門家の方のお話しを聞き、また「大原のイメージ」について観光客にインタビューし、赤紫蘇を使った甘いお菓子を作ることにしました。そして試行錯誤を経て、生徒達の作ったお菓子が「第7回大原料理コンクール」にて3位に入賞しました。入賞したお菓子を商品化し、販売するための取組みを生徒達で進めていきました。5年生が「パッケージ」「ポスター・ちらし」「プレゼンテーション」の3 つのグループに分かれ、商品開発における広報の具体化を進めるなか、それを6,7 年生もサポートしました。12月にはトレードフェアに出展し、その活動を評価され、一般来場者が選んだベストショップ賞を受賞しました。

【大原の新しいお土産を開発しよう!】

  • 1 大原をもっと魅力的にするには? 
  • 2 大原の新しいお土産を開発しよう!
  • 3 専門家に学ぶ

【生産と広報活動】

  • 4 大原料理コンクールに出展
  • 5 会社を設立
  • 6 商品化にむけて
  • 7 大原をPRしよう!

【学習発表会にて実践販売!】

  • 8 トレードフェアの出展準備
  • 9 トレードフェアで出展・発表!

【振り返りとまとめ】

  • 10 トレードフェアの振返りとまとめ
  • 11 報告会
  • 大原の新しいお土産を考えよう!
  • お菓子の開発についてのお話しを聞く
  • お土産の試作品作りく
  • 大原料理コンクール入賞しました!
  • プレゼンテーションの準備
  • トレードフェアで出展