概 要
大宅小学校では、2016年も継続して、6年生でエコ商品の開発とオンライン教材での活動の発信、「トレードフェア」での発表・出展を行いました。 環境に優しい商品(エコ商品)については、外部講師の方から、求められている社会的背景や環境に優しいとはどういうことか等の基礎を学び、生徒自ら情報収集や調査を行いました。そして、商品のアイデアを具体化するために企画書を作成し、それに基づいて商品を開発しました。また、宣伝方法についても、講師の方から様々な工夫を学び、チラシ作成や、「ユース・エンタプライズ」のHPにて活動の発信をしました。 「トレードフェア」では、代表者が発表を行いましたが、接客やエコ商品の説明準備などは全員で行いました。 生徒達は、授業参観日にて、これら一連の起業家教育の取り組みを発表し、活動の振返りを行いました。
- 対象学年
- 6年生4クラス
- 実施時間
- 総合:約30時間
[学校プロフィール]
- ■学級数
- 25
- ■児童・生徒数
- 664
- ■教職員数
- 37
ねらい
起業体験の実践を通じて,将来,社会的・職業的に自立し,社会の中で自分の役割を果たしながら,自分らしい生き方を実現するために必要な力:チームで働く力,リーダーシップ・サポーターシップ,コミュニケーション能力,情報収集・分析能力,表現力等を
育成します。 また、自ら課題を見つけ,その解決に向けて,主体的に行動する意欲や態度(起業家的行動能力)を培うことを目標としています。
協力・連携団体
授業のカリキュラム開発や指導・講師派遣調整は特定非営利活動法人アントレプレーシップ開発センターが支援し、環境についての助
言は認定NPO法人環境市民が参画しています。
プログラム
アントレプレナーシップが求められる社会的背景や産業社会の実情、キャリア教育と起業家教育の在り方などの基礎学習を行ったうえで、授業の進め方や活用するオンライン教材についての研修を4クラスの担当の先生と教務主任の先生に行いました。 生徒が模擬会社を設立後,NPO法人環境市民の方に環境に優しい商品やそれらの広報の仕方について指導を受け,生徒自らが手作りできるエコ商品考え,制作しました。タブレットを活用しネットを通して取組内容を発信するとともに,制作した商品は,京都大学で開催された仮想企業の実践見本市「トレードフェア」に出展し,大学生に交じって取組内容の発表や商品紹介のチラシの配布,販売活動等をおこないました。また,環境市民やアントレプレナーシップ開発センターの講師から発表の方法やポイント等の指導を受け,1月の保護者参観日に全クラス一斉の発表会を実施し,学びを地域・保護者と共有しました。
認定NPO法人環境市民 理事 下村委津子 氏
- 1 導入授業・会社設立
- 2 環境に優しい商品とは?:エコ商品について考えてみよう!
- 3 講演を振返ってー大事なことを整理しよう
- 4 商品開発する前に必要なことは?
- 5 情報収集計画と立てよう
- 6 調査結果を分析しよう
- 7 商品アイデアを具体化しよう
- 8 試作品を作ってみよう!
- 9 商品を宣伝するための工夫を知る
- 10 商品を宣伝するチラシを作ろう!
- 11 「トレードフェア」での発表・出展準備
- 12 トレードフェアに出展・発表
- 13 トレードフェアの振返り
- 14 活動報告のプレゼン練習
- 15 保護者参観日で起業家教育の取り組みの発表
- 16 活動の振返り
- 商品のアイデアを出す前に発想のトレーニング
- 試作品を作ってみよう!
- 商品を宣伝しよう
- ユースエンタプライズトレードフェアで発表したりブースで出展・商品を販売しました
- 保護者参観日でアントレの取組を発表しました