KECアントレプレナーチャレンジ
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Sustainable Development Goals


過去の参加者の声

                                           卒業生達の座談会 (PDF資料)

2022年度の入賞者の声

『霧にささげる亀岡コロッケ』リーダー 長田杏奈(亀岡市立安詳小学校 5年)
 私がこの事業に応募したきっかけは、アントレプレナーチャレンジの取り組みが面白そう、友達と何かやってみたいと思ったからです。かめまる芋を使ったフライドポテト、亀岡産の野菜を使った野菜チップス、亀岡の米粉を使ったパンなどいろんなアイデアを考え、最後は、亀岡の特産物を多く使ったコロッケに亀岡の霧を再現した綿あめを乗せた、霧にささげる亀岡コロッケを販売することにしました。その販売を通して自分たちの住んでいる亀岡を盛り上げ、良いところをもっと知ってもらいたいと考えました。
 でも実際にやろうとすると何をやるのか、何からやるべきなのか悩みました。特に協力してくれる人を探すのに苦労しました。思いつく人たちに電話をしました。はじめはうまく話せなかったり、断わられたりしましたが、たくさん電話することでちゃんとやりたいことを伝えられるようになり、協力してくれる人が見つかりだしました。電話をすることが嫌だと思う時もあったけど、いろんな方に出会えたり、初めてのことをたくさん経験できたり、思いきって電話して良かったなと思います。
 コロッケのレシピを一緒に考えてくれたアトリエカフェさん、実際にコロッケを作ってもらった石野さん、コロッケを揚げてくれた共同管理さん、販売場所を提供してくれたたわわ朝霧さん、私たちの活動は多くの人が協力してくれたおかげで実現することが出来ました。本当にありがとうございました。 1回目の肉フェスタ、2回目のたわわ朝霧さんでの販売は、お客さんが本当に来てくれるのか心配でキドキしていました。でもたくさんの方が来てくださり、2回ともすぐに完売しました。すごくおいしかったと言ってもらい、本当にうれしかったです。
 大変だったことは、なかなか集まることができない時もあり、みんなの意見をまとめることや、計画通りに進めていくことです。それでも、4人でアイデアを出し合い、役割分担を決めることで少しずつ進めることができました。自分の意見をしっかりと伝え、みんなの意見を引き出すことが大事だと思いました。みんなと活動できて、とても楽しく、とてもいい経験ができたと思います。この活動は、たくさんの方が協力してくれました。協力してくれた方に感謝の気持ちでいっぱいです。アントレプレナーチャレンジでの経験を生かして、これからもたくさんのことに挑戦していきたいです。


『ハロウィンチャレンジ〜ゴミ拾い命人は誰だ⁉︎』リーダー 藤井千真(ジュニアリーダーズクラブ/京都府立南陽高等学校附属中学校1年)
 僕がこの活動を行おうと思ったきっかけは、どのような活動をすれば私たちのような若い世代がゴミ問題に関心を持つのか考えたからです。ゴミ問題の具体的な例としては、2050年には魚よりプラスチックごみの量が多い海になることが予測されているということです。このような悲惨な現実を踏まえ、私たち小中学生にもできることを探し挑戦してみることにしました。
 実際に街を歩きゴミがあるところを調べたり、協賛をしてくれないかと地元のお店に頼みに行ったり、ポスターをお店の前に貼ってもらうために声かけをしました。メンバーとは月に2回しか集まれず、少ない活動時間の中でプロジェクトを進めていくことやアポを取るために年上の方に電話をかけることは慣れていなくてとても辛かったです。でももし、大人にお膳立てしてもらってお金も簡単に出してもらっていたら、こんな経験をする機会もなく、成長もなかっただろうと思います。
 また、集客もとても大変でした。クラスのみんなにチラシを配ったり、LINEで呼びかけたりもしました。しかし、関わりの少なかった人は全く来てくれませんでした。このようなイベントでは、まず、身近な人から声をかけて行って協力してもらうことが大切だと感じました。
 今回の活動では、先ほど挙げた二つの例の他にもたくさんの困難なことや苦労がありましたが、みんなで力を合わせて一つの目標に立ち向かうことは普段の生活ではあまりなく、とても刺激的でした。ハロウィンのコスチュームを考えたり、企業に協賛をしていただいたりして自分達の活動を多くの人と一緒に行えていることや、その中で自分自身が成長していることが実感できたことも良かったです。なかでも、実際にゴミ拾いに参加した人が良い活動だったとアンケートで答えてくれて、楽しんでもらえたことがわかったことは、やはり一番嬉しかったです。
 そして最後になりますが、今回私たちの活動を支えてくださった協賛企業の方、保護者の方、審査員の皆様、そして何よりイベントに参加してしてくださった方、本当にありがとうございました。今回の活動で学んだことを活かし、これからも社会に貢献できるような活動を行っていきたいと思います。


『給食列車』リーダー 森陽南(京都府立福知山高等学校附属中学校 3年)
 私たちは京都府北部の活性化、地方鉄道の活性化のために学校風の列車で京都府北部の特産物を使った給食を提供するという取り組みを行いました。北部の特産物を使った給食や北部の情報を発信することで北部について楽しみながら知ってもらい、地方鉄道の良さも知ってもらうことを目的としました。
 給食列車を通して京都府北部、地方鉄道の良さを知ってもらうためにはどうすれば良いか、私たちはいろいろな工夫を考えました。例えば、特産物についてもっと知ってもらうために献立表を作る、北部の観光地についてのパンフレットをお客様に配布するなどです。その工夫のおかげか、アンケートでも北部の魅力について知れたと回答している方々が多く、とても嬉しかったです。しかし、失敗したことも多くあり、その中でもしっかりと収支計画がたてられていなかったことが大きな失敗だったなと感じています。私たちがしっかりと先を見通してかかる費用を考えていなかったため、協力してくださっている企業の方にご迷惑をかけてしまい、収支でも活動でもしっかりと先を見通して行動することがすごく重要だなと実感しました。また、他にも活動をしていくうえで大事なことにメンバー、企業の方、先生にしっかりと確認をとって、行動することがあげられます。しっかりと確認をしていなかったことで集まる日に全員が集まれなかったり、買わない予定だったものを買ってしまったりなど活動していく上で支障が出てしまったので確認をとることの重要性を実感しました。
 このように、私たちはこの活動を通してここには書ききれないほどたくさんの学びを得ました。この活動は取り組みをうまく進めていく上での学び、達成したときの喜び、工夫するときの思考能力など、社会で活動するために必要な力や知恵を私たちに与えてくれました。職業体験や話を聞くだけでは身に付かないようなものをこの取り組みでは培うことがてきたので本当にこの取り組みをやってよかったなと思います。これからもこのような自分達の地域のことを考えた取り組みが受け継がれ、地域のことを考え、それを社会に生かすことができる子供たちが増えてほしいなと思います。
 最後に、私たちは、Kyotoアントレプレナーチャレンジに参加することで、他のグループがどのような取り組みを行っているのかを知れたり、これから自分達はどう動けばいいのかをアントレプレナーチャレンジから具体的なアドバイスを頂くことができました。他のグループから聞くことによって、自然と自分達のモチベーションがあがったり、アドバイスや話を聞くことにより、取り組みをするにあたって何が大事なのかを具体的に学ぶことができました。なので、このアントレプレナーチャレンジに参加したからこそ、取り組みに対して目的を達成しようという意識が強くなり、結果的に多くのことに挑戦できて多くのことを学べたと感じています。


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