KECアントレプレナーチャレンジ
お問い合わせはこちら
Sustainable Development Goals


過去の参加者の声

                                           卒業生達の座談会 (PDF資料)

2023年度の入所者の声

『助け合い増し増しプロジェクト』リーダー 村瀬 千穂 (京都市立葵小学校 5年)
  私たちがこのプロジェクトを提案したきっかけは一つ、社会に貢献したかったからです。私はこのアントレプレナーチャレンジの案内を見た時、「私たち小学生も世の中に直接貢献することができるなんて!」と衝撃を受けました。自分たちが思う「こんなのがあったらな」を実現させることができるということに魅力を感じ、このKyotoアントレプレナーチャレンジに応募しました。
 私たちは、助け合いの大切さや障害者と高齢者について知ってもらうための体験会を開催しました。
 私たちがまず苦労したことは具体的な今後の動き、いわゆるスケジュールを立てることです。中でも活動内容を細かく決めるというのが難しく、伝えたい思いや私たちが活動する理由などを明確にしながら決めていきました。時にはグループの中で意見が食い違ってしまい、言い合いになることも何度もありました。この言い合いで、(当たり前なのですが)人はそれぞれ自分の意見を持っているということとその持っている意見はそれぞれ違って、自分とは違う意見でも受け止めることが大切なのだと学ぶことができました。
 私たちは今回のプロジェクトの中で、協賛・協力を頼むということもしました。その企業のボスと話をするのでとても緊張しました。また、体験会に講師として来てくれる人を探すときにも大人と関わりました。このようにさまざまな場面で、プライベートとしてではなく仕事としての大人との関わり方を学ぶことができました。また、人と関わる上で相手の気持ちを思いやるということがどれだけ大切なことなのかを知りました。 私はこの活動を通して、学校では学べないようなさまざまなことを知ることができ、この身で体験することができました。また、周りの人たちの親切心にとても助けられてきました。私たちに協力してくれた全ての人たちに感謝を申し上げます。
 私たち「cams葵」が企画・運営した『助け合い増し増しプロジェクト』は次世代のグループである「ハートフル葵」が引き継いで活動を続けます。これからも私たち助け合い増し増しプロジェクトの応援をよろしくお願い致します!


『ミミズでGO!』リーダー 森田 蓮奈(京都市立御池中学校 1年)
  私がこのプロジェクトを提案したきっかけは、多くの人に、ミミズコンポストの魅力を知ってもらいたいと思ったからです。当初は、衣装ケースを利用したミミズコンポストを中学校に置いて、みんなに給食や弁当の残りを入れてもらいミミズの力を利用して堆肥を作って学校の植物に使ったり、地域の人に配布したりする予定でした。それで、私の友人たちに協力をお願いして、ミミズを世話するチームを作り、コンポストの下準備をしていました。
ところが、8月に設置の許可をお願いしていた学校から返事がもらえたのは11月で、しかも12月末までの2ヶ月弱しか置くことが認められませんでした。その理由としては、ミミズが嫌な人がいるかもしれない、土日の管理が難しい、等でした。
 12月になって中学校からミミズコンポストを撤去する時、もうこのプロジェクトは終わったと悔しくて悲しい気持ちになりました。それで、中学校から自宅に持ち帰る前に、近くの児童館に移動させ、もっと他に何かできたのではないかと思っていた時、小学生たちがミミズコンポストに興味津々の様子でこっちを見ているのに気がつきました。思いの外、児童館の先生たちや小学生たちはミミズコンポストに好意的だったのです。そして、私自身も途方に暮れていた「ミミズでGO!」のプロジェクトを再び頑張ろうという気持ちになってきました。児童館からミミズコンポストを設置する許可を正式にいただいた後は、子供たちに、ミミズに親しめるようなワークショップを行いミミズの世話をお願いしてみました。また、子供たち、保護者、学生ボランティアを対象に、自宅で簡単に始められる牛乳パックコンポストや植木鉢コンポストのワークショップを行いました。地域の方にもミミズコンポストを広めたかったので、八百屋さんや米屋さんに、ミミズコンポストの趣旨を説明して餌となる野菜クズと米糠を提供してもらっています。断られる店もあったので、協力してくださる店を見つけた時は、本当に嬉しかったです。
 今回の活動を通して、私は、一度うまくいかなくてもあきらめずに続けていれば道が開けることを知りました。当たり前のことですが、人、学校、店によってプロジェクトに対する興味の有無や対応も違います。すぐにあきらめずに、気を取り直して、他のところに交渉しに行くことが大切だと気づきました。
  このKyotoアントレプレナーチャレンジの支援を受けての活動はもう終わってしまいましたが、3月に東京大学メタバース工学部のジュニア工学教育プログラムの起業入門( ~困っていることを解決しよう~)に、「ミミズでGO!のプロジェクトを続け、ミミズの情報教材を販売する」というビジョンを書いた資料を提出したところ、優秀賞に選抜されたので、これからもミミズ情報局として活動していこうと思います!
 そして、春には、児童館に設置しているミミズコンポストで堆肥が取れるので、それを使って子供たちと野菜を育てたり、堆肥を販売します。また、ミミズの有用性が広まるためには、子供の頃からミミズと触れ合い自然に親しむ必要があります。そのための情報教材を作り、授業などで使えるものに高めていきたいと思っています。私一人ができることは小さいですが、周囲の人々を巻き込めば、それは必ず大きな動きになるはずです。インスタグラムの方で活動発信をしていく予定です。これからの活動も応援して頂けると嬉しいです!(インスタグラムのアカウント mimizu_de_go)


ページトップ